New Orleans Jazz


ジャズ研究家の多くが、ジャズ誕生の地として挙げるのが、南部ルイジアナ州のニューオリンズです。

1910年代、この港町は貿易港であり、内陸には広大な綿花農園があり黒人が多く住んでいました。
かつてフランスの植民地だったこともあり、西欧文化・西欧音楽と黒人音楽が融合しやすかったと言えます。
また、歓楽街が栄え、紅灯街には数多くのダンス・ホールがあり、ミュージシャンの仕事の場も豊富であった。

ここで注目すべき点は、初期のジャズ・ミュージシャンの著名人達は、みなコルネット奏者であったことです。
ジャズの歴史は、トランペットが重要な役割を演じていたのです。
ブラス・バンドをベースにしたジャズは、パレードでの演奏が多かった様です。
合奏部はコレクティブ・インプロヴィゼーション(集合即興演奏)によって演奏され、次第に即興演奏によるソロの部分が増し、
ジャズ度が高まっていきました。

個人的には、30歳代半ばに、アメリカに 1.5カ月ほど仕事で出張した際に、New Orleansに立ち寄りました。
夜のフレンチ・クォーターには Jazz Live Session のある多くの店があり、ある一軒の店に入りました。
レコード、CDで聴くのとは大違いで、知らずにSwingして大変な臨場感でした。また機会があれば聴きたいと思います。

出典元:JazzこだわりCD668より一部引用


ルイ・アームストロング・パーク Louis Armstrong Park

ルイ・アームストロング・パークは、フレンチ・クォーターの北に位置します。
この広大な公園の一角に、コンゴ・スクエアと呼ばれる広場があり、1800年代初期、アフリカ系奴隷たちがここに集まって青空市場を開いたり、
アフリカやカリブの打楽器を打ち鳴らしてダンスしたりしていました。

日曜日だけこの場所に限り、アフリカ系奴隷たちに解放されていたのです。
南北戦争を経て、コンゴ・スクエアでは、有色クレオール人(黒人とフランス人やスペイン人との混血)たちがここでブラスバンドのコンサートを
開催するようになりました。
この音楽がジャズの原点とされ、コンゴ・スクエアはジャズの発祥の地とされています。

出典元:Link-USAより一部引用



1970年代になって、コンゴ・スクエアの周辺が整備され、
ルイ・アームストロング・パークとなりました。
コンゴ・スクウェアは、1993年に米国の国家歴史登録財に登録されました。

夜のフレンチ・クォーターでジャズを聴いた翌日、公園に行きましたが園内は落ち着いた公園で、少し大き目なリアルな像でした。

出典元:coyote2009.blogspot.jp 画像引用