Kansas Jazz


1930年代に入り、アメリカ中西部のミズリー州カンザス・シティにも、南部やオクラホマ州周辺から多くの有名なミュージシャンが集まりJazzが
栄えました。カンザス・シティは禁酒法時代にも関わらず、市長の対応で比較的自由に酒が飲め、24時間営業の店も多かったこともあり、
盛んにJazzが演奏されました。

東部ニュージャージー州生まれのカウント・ベイシーもカンザス・シティに入り定住し、カウント・ベイシー楽団として活躍しました。
しかし、カウント・ベイシーをはじめとして、多くのミュージシャンがより大きな成功を求めて、1930年代末には、ニューヨークへ出るものが多くなりました。

カウント・ベイシー楽団も1937年に”ローズランド・ポール・ルーム”に出演し、ニューヨク進出となりました。
この楽団のテナー・ミュージシャンであるレスター・ヤングにみられる、レイジーでゆったりとした、そしてグルービーな演奏がJazzの最も大切な
本質を表現していたのです。

出典元:JAZZこだわりCD668 一部引用


Count Basie Orchestra
出典:thecountbasieorchestra.com 画像引用